Weird-7連載企画:【兎姉 Weird-7 に超夢中!】

■第3回 〜配線をしよう!〜

こんにちわ。三月兎です。

3回目の原稿を書いていて、大事なことに気づきました。
Weird-7を組立る前に、まずやっておかなくちゃいけないことがあったんです!!

Weird-7は単3電池4本で動きます。
これはどこででも手に入るという利点がありますが、Weird-7は結構電池を消費します。
新品の乾電池でも数時間しか持ちません。
だから、私は環境にもお財布にも優しい充電池を使うことをお奨めします。
充電池はニッケル水素電池の場合は、容量が2000mAhのものを選びます。容量が少ないと電流が不足して動作できないからです。
購入したての充電池は空ですから、まず充電を開始してください。
でないと、Weird-7を組立あげてから「さぁ、動かすぞ〜」と思った時に、充電池が空っぽでとりあえずコンビニへ単三電池を買いに行かなくちゃならない・・・ということになりかねません。
ちなみに、私はこの罠にはまりました。

と、業務連絡(?)を終了して、本編を開始します。

これから配線をするよ! Weird-7が組み立てあがると、「できた〜〜(^o^)」という気持ちになりますが、それは甘いっ! です。
Weird-7はロボットだから、ちゃんと自分の思い通りに動くようにしなくてはなりません。

動く玩具というのは、昔からいくつもあります。
そういう玩具と、「ロボット」の違いは何だろう? と考えると、実はわけわかんなくなっちゃうのですが(^^;
私はひとつの基準として、「ユーザーが自分で好きな動きを覚えさせることができる」というのをロボットとして考えています。
音を出したり光ったり動いたりしても、自分で動き(モーション)を自由に作成できないのは、玩具。
自分が考えた動きを覚えさせることができて、再現できるのがロボット。
これは私が勝手に考えたことで、「ロボット」に対する定義はいろいろとあります。
「ロボットってなんだろう?」と改めて考えたり、調べたりすると面白い発見があるかもしれませんよ。

じゃあ、その動きを覚えさせるっていうのは、どうやるの?
ということになりますが、そのときに必要になるのが「パソコン」です。
Weird-7の場合でいうと、Windows PCで動く専用アプリケーションがキットに添付されています。
このアプリケーション上で、サーボモータの位置を指示して一連の動作を作ります。
その動作を、PCからWeird-7に積んであるマイコン(制御基板)に送るのです。
そうするとマイコンは9個のサーボモータそれぞれに、パソコン上で教えたとおりの順番で各サーボの位置を決めていきます。
んーと。私たちがマイコンに直接指令を出すのは、機械語を覚えなくちゃならなくてとってもタイヘンなので、途中でパソコンとアプリケーションを使って通訳してもらっているわけです。
このあたりは、なんとなーく理解しておくと後々、何かの時に役に立つかもしれません。

これが制御基板です ということで、組み立てたWeird-7本体に制御基板を積みましょう。
基板を積むのはカンタンです。
が、その前に要チェック!!
Weird-7本体に基板固定部をネジ止めした時、ちゃんとネジの頭が木の表面より下になるようにしっかり奥まで締めましたか?
ネジの頭が木より上にあると、基板に触れてショートしてしまう恐れがあります。
基板が壊れるとWeird-7は動かなくなってしまうので、ちゃんと確認しておきましょう。
大丈夫なら、基板を取り付けます。
基板は電気を通すモノですから、
・濡れた手で触らない
・金属物でショートさせない
といった点に注意してください。

基板を積み込んだら、電源供給するための電池ボックスと、無線用の電池ボックスを取り付けます。

さて。いよいよ今回のメインテーマ「配線」です。。
サーボモータからでているケーブルのコネクタを基板へ挿していくわけですが、その前にケーブルのコネクタに番号を振りましょう。
こうしておくと、後々のメンテナンスが楽になります。
白い油性マーカーでコネクタに直接0−8の番号を書き込みます。
こういうときに数字を1からではなく0から使うというのは、プログラミングの世界のお約束です。
モノを数えるときは1、2と数えるけれど、モノを識別するために番号を割り振る時は0から始めます。
これも、なんとなく「ふーん。そうなんだーー」と覚えておくと、いつか役に立つ日が来るかもしれません。

ここまで準備できて、ようやく配線を行います。
コネクタには向きがありますから、基板へ挿すときには注意してください。基板のコネクタ箇所「−」と表記のある側が配線色「茶色」側になります。
これを間違えると、Weird-7は動きません。

ワイヤーステッカーで配線すっきり 配線をしたばかりのWeird-7は、ケーブルがもしゃもしゃしていることでしょう。
付属品のワイヤーステッカーを各所につけて、ケーブルを固定してください。
これは、私のこだわりポイントになりますが、ロボットの性能は、ある程度が配線の美しさに比例します。
Weird-7に限らずホビーストが製作したロボットで、動きがよいロボットは配線が美しいです。
かっこいいな〜 と思うロボットも同様です。
Weird-7のキットは、基板からの距離に応じて各サーボケーブルの長さが違います。
だから、ケーブルが無駄に長すぎるということがありません。
このあたりは、キット製作者の拘りというかWeird-7に対する愛情を感じました。
だらしない配線のロボットは、格好よく見えないんです。
Weird-7キットはワイヤーステッカーで固定するだけで、すっきりした配線取り回しで可愛いWeird-7に仕上がります(^^)

ここまでくるのに、いい加減疲れていると思います。
本当は休憩取った方がいいんだけれど、完成したWeird-7をとにかく動かしてみたい〜! と、すぐに動作確認したくりますよね。
私もそうでした(^^)
でも、焦ってWeird-7の電源をいれないこと。
まずは動作確認のための準備が必要です。

【必要なモノ】

付属品以外の物
・パソコン(Windows2000またはXPが正常動作している物、CDが読める物)
・電池 (単3型 4本 充電池済みのもの)

付属品
・Weird-7 本体
・シリアルケーブル
・CD-ROM(Weird-7)

Weird-7は別売の無線コントロールモジュールを使うことで無線操縦できますが、最初のチェックは必ず有線で行います。
そうしないと万一トラブルがあったときに、原因追求するのに手間取ってしまうからです。
私のPCはシリアル端子がないので、USB-シリアル変換ケーブルを使用しました。
USB-シリアル変換ケーブルを使う前には、付属のCDからドライバーのインストールをしなくてはなりません。
ダイアログボックスは英語なので、ドキドキしちゃいますが(私は英語がわかりません)マニュアルを参照しながら、ボタンを押していけばインストール終了です。
マニュアルの指示通りに、PCを再起動しましょう。
再起動したら、USB端子にケーブルを差込ます。自動で認識されてドライバがセットされるハズです。
シリアルポートの確認をして、新しく通信ポートができていればOKです。
え? 「シリアルポートの確認の仕方」が判らない?
大丈夫です。マニュアルに丁寧に説明がありますから(^^)
私も判らなかったけど、マニュアル通りにやったらOKでした。

これでようやく、パソコンとWeird-7を繋ぐ準備ができました。

そうそう。Weird-7を動かす為のアプリケーションをインストールしなくてはなりません。
付属CDから、「モーションスクリプト作成プログラム インストール」を実行します。
「Weirtd-7.exe」が無事にインストールされたら、プログラムを起動します。
この時に、通信ポートの設定画面が表示されます。さっき、シリアルポートを確認したので、そのCOM番号をチェックします。
OKボタンを押すと、Weird-7のスクリプト作成画面が表示されます。

さぁ、いよいよWeird-7に「命」を吹き込む時が来ました!

まずは、Weird-7の電源がOFFになっていることを確認して、単三電池4本をセットします。
電池をセットしたら、Weird-7のスイッチをON!
それまでくたん〜としていた、Weird-7の各関節に電気が通って、びんっ!と直立不動の姿勢になりました。

Weird-7 大地に立つ! あれ? ・・・のハズなのに。
な、なんか違う。激しく違う・・・。

この時、私の頭の中は真っ白になってしまいました(T_T)

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呆然としながら第4回へ続く >>


■筆者プロフィール

「三月兎」のペンネームでロボット大会やその参加者のウェブサイトに多数出没、それだけでは飽き足らず自らロボット大会のファンサイト「Robot-Fan」を主峰、その詳細な大会レポートは今や「業界標準」となっているほど。
ROBO-ONEには第1回から休まず「観戦」、ロボット製作者の資料用にと、大会のたび24時間ビデオカメラを回しつづける今日この頃。自ら編集し、ボランティアで配布しているその DVD は、すでにロボット製作者の間では無くてはならないものとなっている。

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